民族服で田舎に泊まる


日曜朝、つまり今朝のニュースバラエティ番組で、韓国の有名なお笑いタレントの方が、「田舎に行って泊まろう」企画をやっていて、この方は僕は結構好きなんだけれど、これが民族服で行くんですね。田舎にばーって行って、土地の人に声をかけて、泊まらせてくださいとかってやる。もちろん、裏のセッティングはあるんだろうけれど、っていうか絶対あるけれど、この種の企画って、日本の有名タレントでも結構断られたりすることもあるんですね。今までの例だと。(それもやらせかもだけど)誰でもいらはい、いらはいとはならない。


で、いろいろ想像するといろんなことがあると思うんだけれど、敢えて民族服で行っちゃって、無名の(日本では)韓国人タレントが泊めてくださいって田舎でやる。そうか民族服かあ。うーんって何だかこっちが、どきどきしてきちゃうんだけれど、裏できっと多くの気遣いだの配慮だの、心配だのの末になされた企画だと思う。数々の心配を超えて、敢えてこの企画を通したスタッフを讃えたい。


今、テレビ番組のやらせとかいろいろ言われていて、やらせ以前の「セッティング」が裏にあるのは明明白白なんだけれど、それでも「セッティングできない」種類のことというのは、やはりある。もしもまだ「面白い」テレビ番組というものがあるとすれば、計算して配慮して、裏とって、セッティングしまくって、それでもやはり予想外の景色が流れてしまったときの「空気が変わる感じ」だと僕は思っている。


そういう時はまだもう少し、テレビを見てもいいかな、などと思うわけです。