で、結局Wikipediaにはお金があるのか。ないのか。


Wikipediaを閉鎖させないために必要な金額はいくらなのか?(Gigazine)

Lift07というイベントにゲストスピーカーとして招待されたWikipediaを運営する非営利団体ウィキメディア財団理事長フロランス・デヴォアールから衝撃的な発表が行われた。それは、このまま寄付が順調に伸びなかった場合、あと3ヶ月から4ヶ月以内にWikipediaは資金不足からサーバが維持できなくなり、閉鎖するかもしれない、というもの。つまり、Wikipediaがネット上から消滅する可能性がある、と。


ないらしい。



グーグル独占にはさせない--Wikipedia創設者が挑む、オープンソース検索エンジンの世界(CNET Japan)

――GoogleやYahooは莫大なデータを処理できるサーバセンターを抱えており、ここが優れたサービスを提供する源になっています。これは今Wikiaが事業として手がけているデータホスティングとは規模が違うと思います。こういった検索エンジン用のシステムを構築し、運営する資金はどのようにして確保するのですか。

 幸いなことに、Wikipediaの成功で多くの投資家が我々のプロジェクトに関心を持ってくれています。このため、潤沢な資金調達ができていますし、必要とあらばもっと多くの資金を集めることができます。初期の段階で成果が得られれば、また新たな資金を調達できるでしょう。


いや、あるらしい。


――Wikipediaは運営費用の工面するのに苦労しているという話が出ています。今回のSearch Wikiaの開発は、Wikipediaの運営費用をまかなう目的があるのですか。

 誤解のないように申し上げておきますが、まずWikipediaを運営するWikimedia Foundationは非営利団体です。これに対し、WikiaはWikiホスティングなどを手がける営利組織で、Wikimediaとは関係ない別の組織です。WikiaはWikimediaに対して寄付をすることで活動支援をしています。

 Wikimediaは全世界からの寄付によって活動資金をまかなっていますので、資金面で大変なのは事実です。だからといって、(すぐに Wikipediaの運営ができなくなるような)難題に直面しているというわけではありません。Search Wikiaの開発とWikipediaの運営問題とは、まったく関係がありません。ただ、検索エンジンが成功すればWikimediaにとっても大きな助けになるでしょう。

 検索エンジンを開発するには、多額の先行投資が必要です。大規模なサーバネットワークを利用し、多くの優秀なエンジニアを雇う必要があります。Wikipediaのように慈善事業でやるのは難しいため、Wikiaで手がけることとしました。


いや、それ(Wikipedia)とこれ(Wikia)とは別らしい。


難しい。