松永さんに会ってきた


懇談会以来約1年4ケ月ぶりに松永さんに会ってきた。あまり長くなってはいけないと思いながらも、結局4時間ほど話してしまった。
やつれた印象があったが、とりあえずは顔を見てほっとした。少し果物を持っていった。


あの日は、滝本弁護士が駆けつけてくれたそうだ。たまたま部屋に彼がいなかったのだが、部屋の中での自殺を恐れた滝本弁護士が、警察に通報したという。警察官が6名ほど来て、ドアをまさに壊して中に入ろうという騒ぎになったが、彼が戻ってきたのでそれには至らなかったらしい。その他にネットの友達が2名ほど来てくれたそうだが、滝本さんと、彼らと一緒に食事をした以降は、余り食べていないとか。食事を誘ったけれど、まだ食べられないというので、ずっと喫茶店で話した。


当分は、休養されるということだが、仕事も結構入っていて、休んでもいられないのだがとも言っていた。しかし生きていく力が湧いてこないとも。
話は尽きなかったが、疲れておられるので、またゆっくり話そうということになったが、今後は時間はかかるけれど、こちらとも意志の疎通を図りながら、諸々のことを書いていけるような状態に、あせらずに持っていこうという話をした。「物語」の執筆についても、完全に放棄したわけではないという印象を受けた。


「物語」で触れられていた時代から、河上イチローの時代、懇談会に至る様々な話、互いの間にある齟齬についての話も少しすることができたが、彼がもっと元気になったところで、そうしたことはまとめて、互いに書いていければいいと思っている。私としては、過去の自分のエントリーについても、彼との対話で修正すべきところは修正し、疑問として残るところはやはり疑問として残しておく、といった峻別を行うのがまず重要だと思っているが、これも彼に健康が戻ってからの話として、精神的な負担に留意しながら、進めたいと思っている。彼は、私の過去のエントリーは修正しなくていいのでは、と言っておられるのだが。


そういったところまでであるが、やっと会えて良かったと今日は思っている。