オーマイニュース・鳥越辞任問題の、やれやれ状態


この問題、「ウォッチャー」(?)の私としてもさすがに呆れてきた。というか追ってて疲れてきた。なんかもうめちゃくちゃ。


●鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(2)呉連鎬氏が後任編集長選びで東奔西走


●鳥越俊太郎氏が“病床”からJANJAN記者を恫喝(ESPIO)


●“大人” (真夜中は別の人)


オ・ヨンホ氏というのは、早大のシンポジウムでちらりとお姿を拝見しただけであるが、私の席の2つほど後ろに最後まで座り、あの「有意義な」シンポジウムのほとんど全てを漏れなく逐次通訳を受けておられた。(通訳の声はかなりうるさかったのだが)容貌に似合わず、大変にエネルギッシュな方であるという印象。動き方は外していたとしても、自ら次期編集長の説得交渉に動いているという話は、納得という感じ。


なお、JanJanの増田記者の取材方法に疑問を投げかける声がある。つまり、癌である鳥越編集長に対して、あのような取材方法が許されるのかという批判であるが、私はこれは的外れであるどころか、鳥越氏にも失礼であると思う。氏はジャーナリストである。それも立派なジャーナリストである。自分の辞任問題に対してどれだけいま注目が集まっているか、自分の発言が重要かは、よくご存知のはずだ。


もしも、病状が相当お悪いのであれば、インタビューを断ればよかった。ノーコメントの方法もある。で、鳥越さんは素人ではない。百戦錬磨の記者として、このあたりの対処方法の蓄積はプロのそれであるはずだ。答えるなら、真実をしっかりと答えるべきだった。増田記者は周囲の静止や鳥越さんの意志を無視して、無理やり病床に押しかけてインタビューをとったわけではないのだから。

鳥越さんだって、変な「手加減」は期待していないと思う。プライドにかけて。


オーマイニュース市民記者の三田さんはリアルで知己であるが、この問題に関して増田記者を批判する、三田さんの考え方にはちょっと賛成できないな。