玉葱の夢を見た。 月の夜半。どこかの薄暗い台所で、君が懸命に大きな玉葱を剥いている夢だ。 剥いても、剥いても、終わらない。 剥いても、剥いても、中身が出てこない。 いつか中身が出てくるのか。 永遠に出てこないのか。 君の手の中で玉葱だけは確実に…
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