JANJANは「大人の決着」はしないでくださいね(オーマイニュース鳥越氏辞任問題で増田記者反論)
鳥越氏の辞任否定コメントを受けて、記事を配信したJANJANの増田美智子記者の再反論記事が、掲載された。
まるで私が鳥越氏のコメントをねつ造したかのような言い方です。私の記事が正確であることを証明するために、私と鳥越氏との電話でのやりとりを公表しましょう。この電話取材は1月11日午前中に行われました。
───13日にお辞めになるってうかがったんですけれども、何か責任をとってのことなんですか。
鳥越氏:まあ、体調ですね。───事実上解任というような話を聞いたんですが。
鳥越氏:違う違う。───違いますか。
鳥越氏:そんなんじゃない。僕の方から、ガンの手術のあとですから、やっぱり、あんまり無理しないほうがいいと医者に言われて。媒体の立ち上げは終わったので、もう役割は終わったから。───なるほど。
鳥越氏:解任とかそんな話じゃない。僕の方から申し入れをして、了承してもらって、次の人を僕は推薦をして。───そうなんですか。
鳥越氏:そういう手続きですから、無茶苦茶なこと書かないでくださいよ。───後任の人事も、もう決まってらっしゃる?
鳥越氏:最終的には僕の関知しないとこなんで。僕は推薦だけをして、あとは、呉(連鎬)代表が決めることじゃないですかね。───なるほど。鳥越さん、最近、新しいコラム、はじめられましたよね。
鳥越氏:うん。───そちらの方は?
鳥越氏:それは、やるでしょうね。───今後も続けていかれる?
鳥越氏:(自分が)市民記者であることは間違いないんで。───わかりました。ちなみに、後任の推薦された編集長のお名前って……。
鳥越氏:それは言えません。(結果が)どう出るかわからないから。その本人のこともあるから。それは言えません。───はい、わかりました。
鳥越氏:ちゃんとした人を推薦をして、そのインタビュー、面接も僕が立ち会ってしてますから。───お辞めになるのは13日の土曜日ってことで間違いないですか。
鳥越氏:実は、もう今日から検査入院で病院に入っちゃってんです。そういうこともあって、(辞任は)今週っていうことです。───ありがとうございました。
鳥越氏:はいはい。以上が電話取材のやりとりです。私は鳥越氏の話を中心にその他の関係者からの取材内容を含めて記事を書きました。正確な記事だと確信しております。
鳥越氏は、否定コメントの中で「13日に辞任する」あるいは「解任される」ということについては、電話をかけてきた記者から初めて聞いた話ですし、そんな予定は一切ありません。」と言明していた。「電話をかけてきた記者から聞いた」というところで、はて?と思っていたが、その部分は増田記者の会話の公開によって、明らかになっているが、増田記者の記録には、鳥越氏が13日という日程を否定した箇所が見当たらない。このままのやりとりがあったとすれば、「13日辞任」を認めたと判断されても無理が無いと思う。
13日という大事な日程を鳥越氏が聞き流してしまったのか、あるいはこの時点では本当に13日辞任という決心を固めていたのが、その後何かの事情で実現しなかったのか。
鳥越氏は以前にも、ITmediaとの間で、一度受けたインタビューの文言を巡ってトラブルが起きたことがある。(その後、平野日出木氏が「大人の決着」をしたと発言して物議)それを考えると、増田氏の捏造や勘違いがあるとは、どうも思えない。類似の「曖昧な」対応をしてしまい、それが大騒ぎになったというのが実際か。
いずれにしても日程はともかく、鳥越氏の辞任は秒読みであることは間違いないだろう。後任が決まり次第、発表されるだろうが、JANJANは「大人の決着」をせずに、ここは最後までしっかりと報道してもらいたい。
【訂正】
解決→決着