線路は続く


「線路は続くよ。どこまでも」という歌がある。
誰もいない野原にどこまでもどこまでも線路が続いている。

まだ見ぬ土地への希望を掻き立てる歌なのだろうが、眠れぬ夜には
永遠に終わらない銀河鉄道に乗せられて暗闇の中、どこともわからぬ場所に
意に反して運ばれていく歌のように思え、夜半にひやりとして目覚めることがある。



ま、私(わたくし)的な話ではあるが。



「線路は続くよ。どこまでも」
「野を超え山超え谷越えて」




そう考えると心なしか、メロディもどこか物悲しいよね。