今、松永さんに対して思うこと。


(本サイトのコメントに書き始めたけど長くなりすぎたから、こっちに書く)

松永さんがこれを読むのは、当分先だろうから、ちょっとだらだら書きます。


本サイトに松永さんの自民党懇談会への出席に関してこういう書き込みがあった。

>いずれかの政党の支持者であるかどうかに関わらず,両方に出て比較したい,と思うのは私にとって,普通に理解できることです.


それはあの日=Flashの発売という非常事態が松永さんにとってどれほどの事態であったかを、除外して言う言い方でしょう。やはり異常なんですよ。あの日に自民党に行くのは。

「これはまずいことになった。民主党に迷惑をかけると思ったので、あえて「配慮して」自民党にも出席することにして、急遽泉さんに推薦してもらった・・・
前回と違って今回は目立つために升添にも質問をして、すぐエントリーをアップして、民主への打撃を少なくしようと思った。悪意はありませんでしたが恣意的に出席しました。ごめんなさい。」

とかおっしゃればいい。(上は私の憶測ですよ)

なぜそう言わないのか。別にこれは犯罪行為でもなんでもないんですよ。言わないから憶測を呼ぶ。

脱会届もそう。

「どうしようかとおもったけれど、心は未だに純粋なアーレフの教義を信じたいという気持ちと、もう離れようという気持ちが相克している。社会も受け入れてくれるかどうかわからないと思うと不安である。あのような大量殺戮は今の教団は二度と起こさないと思うし、あれは教義とも関係が無い。この先ずっと脱会届を出さないかどうかはわからないけれど、今のところは考える時間がほしい」

とか答えればいいんですよ。

ネット界では白樺派のBBは人がいいということになっているから(人のいい人間がこれほど他人に攻撃的にならないと思うが)それで私は引き下がるかもしれないではありませんか。

「ああそうですか。松永さん。それはよくわかります。あせらせる気持ちはないので、ゆっくり考えてください」

なんて言って。(これは自分へのパロディでもあります。自嘲も交えて)なぜそれができないか。プライドか、卑屈か、誇りか、錯乱か、愚かさか、正直すぎるのか、臆病なのか、それとも何かもっと深い「策略」があるのか・・などとなってしまうわけです。



彼の信仰心を捨てさせてこちらに何の得があるでしょう。もしも「和民」あたりで2人で飲む機会があれば「松永さん、もう抜けましょうよー。ねー。そのほーがいいですよー」などと、お節介をするかもしれませんけどね。(なんでわたみだ)
でもそれは素面のときにはやりませんよ。だって松永さんの人生ですからね。わたしゃ知りませんって。それはそれで、信仰も続けるなら続けられればいい。但し、多大なる説明のエネルギーを必要としますよ、とそういうことなんですよ。


上にあげた2つくらいの説明もぱっぱっと片付けられないなら、はっきり言ってやっていけない。(これは簡単な例です。本来こちらが聞きたい、おそらく彼には答えるのが困難であろう質問は、私はまだ1回もネットに書いていない。)

最低限世間と「経済的にだけでも」折り合いをつけるというのは、そういうことを一つ一つ、地味にやっていくしかないでしょう。自分に裏の悪意がなければ、いつかは全部つぶせますよ。人の疑念など。


心の臓をえぐるような質問なんてまだ何一つしていません。当然出てくるであろう単純な疑問を提示しているだけ。なんでお前だけがそんなにしつこいのかと思っているだろうけれど、こちらにしてみれば、何でみんなそんなに「しつこくないの?本当に理解できるの?」と。



我田引水ですけれど、BigBangの氏素性がわからないといわれれば、さっさと説明してしまおうと私など思ってしまう。だから、地蔵さんにもさっさと答えた。もし具体的に何か出てきたら、それにも答えるし、もしも答えることのできない質問が出たら人間ですから「ごめんなさい。それは勘弁してください」って言うかもしれないけれど。



それができない理由が、そしてなまじいろいろ頭が回ることが、彼を生きにくくしているのではないかと思う。で、もちろん人が生き難いからといって、それを「是正」する義務も権利も誰にもないんですが、「公共」に接している部分くらいは、ちゃんとやっておこうよと。

それは個人の内面とは違う問題ですから。


私なら信じられない。

あのサリンの日に何も聞かされず「買い物に行かされていた??」道一つ挟んで「コスモクリーナーを作っていた?」

そんなふざけた、自分の人間性の基本を愚弄された話があるでしょうか。もしもそれが自分だったら、万死に値すると自分をそれこそ何年も、何十年も責めると思います。自分の間抜けさと、それを仕掛けた教団をね。ふざけるなと、もしもその先も生きていくなら、そんな屈辱的な立場に自分を追い込んだ教団になど、二度と戻らない。餓死したほうがましだと。自分の尊厳に関わる問題でしょう。逆に逆上して何かを教団幹部に撒きにいくかもしれない。(いやこれは取り消し)



プライドの高いあなたが、なぜそのことを言わないか。なぜそのことを私たちに伝えないか。あのインタビューでは、そうしたことを何一つ聞くことが出来なかった。アジアがどうとか、日本人がどうとか言っている場合じゃないんですよ。聞く側も場をわきまえないのも程がある。松永さんに謝れというんじゃない。信仰を捨てろというのでもない。悔しくないのかと。



でも、それは私の思うこと。
何も松永さんを責めることはできない。
空しいけれど、そこから先はどうにもならない。


但し、それなら最低限公に関わる部分はちゃんとしてくださいと。くだらないことでいちいちキレずに、答える努力をもっとしてくださいと言い続けるしかない。それが、あなたがこの世界とたとえ「経済的な面だけでも」折り合いをつけていく、たった一つの道でしょうと。


彼の周囲に漂う危険とは、松永さんが何かをするとか、またサリンを撒くとかいうことではなく、彼に焦がれている人たちや彼を崇める人たちもまだたくさんいるからだし、自分は絶対に大丈夫だと思っていても、その影響下で動く人たちもたくさんいるということ。自分の影響力を高めてきたのは、ほかならぬ自分でしょう。

#それに実際、あなたはあの当時、同じ敷地にいながら、村井や土谷や井上のやっていることを何一つ知らなかったわけでしょう?だったら今のアレフの全てだって知っているとは言えないではありませんか。


今回のあなたのインタビューはあまりにそのことに無自覚な気がした。第一、あの内容であれば、オウム時代を書いた手記は、わざわざ止めておく必要もなかったでしょう。そのまま書いていればよかった。


頭の良い人だから、本来R30氏に聞かれなくても、泉さんや佐々木さんに聞かれなくても、あそこで答えるべきことはわかっていたはず。それに向き合わず、また逃げてしまったなと、そういう感じを今抱いています。



まあ、これもお節介という、私からすれば「理解しがたい無責任」の暗闇に投げ込んでしまう人もいるんでしょう。

私が言いたいことは、「個としての松永英明氏」に対峙する意図は何もない。もちろん貶める意図も無い。但し、「あなたの影響力」は今でも危険だと思っているということです。
あなたが泉さんとどういう接し方をしてきたか、泉さんにどういう力の貸し方をしてきたか、それを考えただけでもわかるはずでしょう。(それ以上は今は書きません。あなたはその意味がわかるはずだと思うから)

もしもそれをあなたが自覚していないなら尚のこと。
それを私は簡単に無視したり忘れたりすることは、今は出来ないということ。



#だらだら長く書きすぎたな。そのうち消すかも。