高速道路で

日課のように週末に西へ向かう高速道路を運転しながら、ふいにブログの記事や、もらったメールや、激した電話を思い出すことがある。
それが夕方であると、行く手に西日が見えているわけだけれど、まぶしいと思って目を覆っていると、実はまぶしいのではないことに気がつく。

車載のテレビではお笑い番組をやっていると言うのに、こんな馬鹿な、こんな馬鹿なと思いながら、かすむ目を手で拭い、すっかり濡れているのに気がつき、自分で驚く。


こんなことは、前には決してなかった。


桜というのも不思議な花だ。
もう散ったものもあるかと思えば、これから咲く花もある。


高速の両側にぽつりと立つ桜を見ているが、その桜もかすむ目の中でぼやけている。