猫は死んだけれど

もう一度自転車に乗り、いちばん近い個人商店へ。これまではダイエーでプーアール茶を買っていたのだが、今日から麦茶にしてみようかなと、ふと棚を見ると「国内産大麦使用」と書かれた51袋入り(1袋で1リットル)ノーブランド物がナント198円で売っている。コレはすごいでしょう? 何たって単純計算で 51リットル198円ですよ(笑)。「これください」レジに差し出すと、これまた顔なじみの店の奥さんが「もう暑いですものね」とニッコリ。どうやら夏が近づくと人は笑顔になるようである。はっぴいえんどの「夏なんです」を鼻歌で唄いながらニコニコとチャリンコを漕いで帰る。(夏が近づくと人は笑顔になる 毎日jogjob日誌 by東良美季


猫は死んだけれど、夏が近づいて、東良さんが少しずつ元気になっている。ように見える。
こうしてヒトは生きていくのだ。前に向かって歩いて行くのだ。
喜ばしいことだけれど、そして、もちろんそれでいいんだけれど、いつか自分のいなくなった後のヒトビトの世界を想像して、
微妙な気分になる私は変だろうか。

「猫の神様」----失われていく命と性と「美しい文章」