壷に入った十三里


大学からの帰り、通りにこんな店ができていることを発見。
思わず、わざわざ道を渡ってそばに近づく。



わかりますか?これ。

そう、人生の酸いも甘いも知った、わんわんな年頃ならわかる。
これ、十三里ですね。焼き芋屋さん。

忘れていたけれど、そういえば子供の頃って、焼き芋屋と言えば壷。壷と言えば焼き芋屋だったんですね。不思議な壷がにょきにょきと並ぶ焼き芋屋に行って、アリババの40人の盗賊が油を掛けられたような、大きな壷から、ほかほかの焼き芋が出てくる、あの瞬間。

久しぶりに思い出した。
今風に復活した綺麗過ぎる店構えが残念。


そこのオジサン、写真撮らないでください。「泥の河」ですか? 


いや、「壷の山」ですってば。