リンス・イン・ジャーナリズム論


巻き込む人をこれ以上増やしたくないので、こちらもさらっと行きますが。

徳力さん、ほんとにさらっとしてますね。




(引用開始)
ブログがジャーナリズムを変える (湯川 鶴章)(読書メモ:tokuriki.com)

ブログがジャーナリズムを変える 「ブログがジャーナリズムを変える」は、「ネットは新聞を殺すのか」という刺激的なタイトルで有名な、時事通信の湯川さんの新作です。
 光栄にもデジタルジャーナリズム研究会で、献本をいただきましたので読んでみました。
 
 ブログと既存メディアの関係というのは、個人的にも非常に興味がある分野です。
 個人的にはブログのようなCGMは既存メディアを破壊するものではなく補完するものだと考えていますが、その過程で発生している変化が既存メディアのビジネスモデルを壊し始めているのは事実。
 その現実を直視し、警鐘を鳴らし続けてきた湯川さんの未来予測には賛同できるところが多々あります。

 特に印象に残ったのは情報ハブという視点。
 デイブ・ワイナーの発言の引用で「読者を巻き込んだ新しいタイプのジャーナリズム」というのがありますが、これまでの記者と読者という対立した区別ではなく、記者も読者も同じサイドに巻き込み、エディターがその交通整理をするというイメージは興味深いです。

 ちなみに、個人的には湯川さんの個人的な炎上体験の記述も気になりました。
 「ブログの炎上には、誠意を持って迅速に対応することが必要」というのはよく言われることではありますが、それだけでは対処しきれないケースがあるのも事実。
 世の中には自分とは反対側の意見を持った人が必ずいる、ということを意識して情報発信をするしかないのかな、と改めて感じます

(引用終了)



風になびく、よくリンスされた髪のようなジャーナリズム論だと思いました。


さらさらっ。