ガッツさんが怒っています。
いやあ、生で見ていたけれど、亀田のタイトルマッチ。あの判定はひどかった。終わってみればニュース23なんぞでは、もう亀田有利の場面しか写さない。見事に記録が改竄されている。同系列の毎日新聞が正直な記事をあげたのが、まだ救い。
それにしても毎日新聞、よく言った。
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立ち上がりにダウンを喫した「浪速乃闘拳」が、粘りに粘って世界タイトルを手にした。2日、横浜市の横浜アリーナで行われたプロボクシングWBAライトフライ級王座決定戦で、判定勝ちした亀田興毅選手(協栄ジム)。強気のパフォーマンスで話題を振りまいてきた人気者のファイトに会場は大きな盛り上がりを見せたが、ジャッジの判定は、2対1と割れた。相手のフアン・ランダエタ選手(ベネズエラ)が有利にも見えたことから、疑問の声を上げるファンや専門家もいた。
テレビで観戦した元WBCライト級チャンピオンのガッツ石松さんは開口一番に「まいったね。なんでこの人が勝ちなの」と判定に不満を示した。ガッツさんの判定では、ランダエタが7ポイントもリードしていたという。(毎日新聞)
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こういう記事も。
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亀田興毅:中継のTBSに電話殺到
WBA世界ライトフライ級王座決定戦「亀田興毅対フアン・ランダエタ」戦を2日午後7時半から約2時間半、生中継したTBSには試合直後から視聴者からの電話が殺到し、かかりにくい状態が続いた。呼び出し音の後に、電話が込み合っていることを知らせるテープが繰り返し流された。電話の大半は、判定への抗議とみられる。
放送を見て毎日新聞に電話してきた男性は「亀田選手には勝ってほしかったけど、試合の結果に納得できない。この怒りをどこにぶつけたらいいのか」と憤っていた。(毎日新聞)
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まだ19歳。ここで普通に負けても良かった。明らかに相手のほうが試合巧者。テクニックも上。終始多くのパンチを食らっていたのは亀田のほうだったし、試合終了の瞬間、父子ともに、惨敗イメージ。敗北感が如実に現れていた。
次のチャンスで気持ちよく勝てば、それが期待される新チャンピオンの、気持ちのいいデビューだろう。本人の知らないところで大人たちの思惑が先走っているようで、非常に気持ちが悪い。これではせっかくの亀田のイメージにも悪影響が出るのではないか。