商人(あきんど)にも失礼---「佐々木俊尚 ジャーナリストの視点」


【見えてもいいトラバ】(←それ普通じゃん)

美也子さんが怒っているからどうしたんだろうと思ったら、原因は佐々木氏のこの記事。

ライブドア元役員、欲望系Web2.0への挑戦



「もともとはそんなにかわいくない女の子でも、自分を美しく装っていくことで潜在価値以上に自分を高めていくことができるかもしれない。もっと上のステージに上がりたいと望んで、階段を上がっていく。そんな彼女や彼らを応援し、暖かい目で見守ってあげ、さらにはタニマチ的に支援していけるような仕組みを作れないかと思った。ポッシュ、つまりインターネット上でセルフプロデュースを行う仕組みとしてサービスを実現できないかと考えたんです」

 そう話すのは、山崎徳之氏。そう、ライブドアの前代表取締役だったあの山崎氏だ。1971年生まれの彼は青山学院大卒業後、アスキーソニーコミュニケーションネットワークなどを経て2000年、上場直後だった株式会社オン・ザ・エッヂに入社した。堀江貴文前社長が逮捕された後、役員だった山崎氏は暫定的に代表取締役に就任。その後6月14日の臨時株主総会で、上場廃止の責任を取って退任している。

 同時に役員を退任したのが、同じ役員のひとりだった羽田寛氏だった。1967年生まれ。東大農学部を卒業後、三和銀行(現東京三菱UFJ銀行)などを経て2002年に執行役員としてライブドアに入った。

 ライブドアを去った2人は今月、資本金100万円で「ゼロスタート・コミュニケーションズ」という株式会社を立ち上げた。両代表で、山崎氏が社長、羽田氏が副社長を務めている。社員はまだ12人。知人の会社のスペースを間借りして業務をスタートさせ、ようやく7月頭にオフィスを借りるところまでこぎ着けた。poshme.jpというドメインも取得した。7月末のサイトオープンに向けて現在、急ピッチで準備が進められている。

で、美也子さんの記事。

[見えないトラバ]アンタら臭うんだよ




別にさ、アンタらがどんなお商売を目論もうが勝手だし
能力かモラルか気概か、何が不足しているのか知らないけど
アンタらの「ジャーナリスト」の定義が
世間のそれとはかけ離れてたって、別に構わんけどさ。

アンタらが「ジャーナリスト」の肩書きでお商売をしようとするのは
たとえ無意識でも、世間が持つ「ジャーナリスト」への
プラスイメージを知ってて、利用して客引きしようとしてるってことなの。

その意味で、「出版社」の名前で「作家」を募集して金蔓にする自費出版社と
やってる(やろうとしてる)こと、変わんないのよ。

ま、ライブドア上場廃止の件にはもう興味がないんだよ。ライブドアの元役員の新出発や新しいビジネスを紹介して何が悪い?それはそれじゃん、と佐々木氏「ら」は言うだろうな。おそらくR30氏や湯川氏も同意見であろう。美也子さんが「臭いからそばによるな」まで言う気持ちは彼らにはわかるまい。

美也子さんが言うように、問題の源泉は、「ジャーナリスト」と彼らが標榜していることであるというのが、いよいよはっきりしつつある。つまり僕もバブルの時代の広告屋のはしくれだから「相当なこと」もやってきたけれど、一度たりともそれを「ジャーナリズム」とか「ジャーナリスト」とか自称したことはなかったし、そのキーワードを企画にちりばめようと思ったこともなかった。
それが「ジャーナリズム」の持つ「尊厳の認識」でもあり、裏を返せば「広告屋の気概」でもあったんだよ。つまり「俺らは社会正義を語ることに紛れてモノは売らねー。」という職人的気概だ。


ところが、先日の週刊アスキーの歌田氏の記事「(今ふう)ジャーナリズムとは何か」という爆笑モノの記事を読んだあたりから、感じていた違和感は、やはり同じデ研の佐々木さんの記事で、すっきりさせていただいたという感じである。

まあ、この流れからすれば、話を蒸し返して申し訳ないが松永氏インタビュー後にアップされたR30氏の

ただの「趣味のジャーナリズム」だ。


この発言も「むべなるかな」。

彼らにはこのあたりの気概が感じられない。このあたりに敏感に反応する層と、何が問題なのか全く認知しない層と。そのあたり。根が深いように思う。


[見えないトラバ]アンタら臭うんだよ から続き


今回のトラバは、何かの手違いだろうと善意に解釈するけど
あまりにも記事の背後にビジネス臭がぷんぷんしてくるようなら
広告のスパムトラバと同じことだからね。

こういうのを、情報としてありがたがる人間ばっかじゃないから。
私なんかもう、げんなりするだけだから。



私が言いたいことは一つ。

臭い体で私に近づくな!!



てっとり早く言えば「ジャーナリスト」と言わなければ別に問題ないようにも思いますけどね。その差は「でかい」。某所では「ネット商人(あきんど)」とか言われているようですが、それも「商人」に対して失礼かと。


「商いは、そない甘いもんやおまへんのや!」とか言われそう。